海外現地スタッフの論理的思考力が弱い?日本ん神駐在員が直面する思考のズレとその処方箋

外国人 研修設計 英語で研修 Apr 30, 2025


某自動車部品メーカーに勤務する海外駐在員たちが、現地スタッフとの間で日々直面している“思考のズレ”。そして、そのズレが引き起こすコミュニケーションの齟齬と業務上のストレス

今回は、私、飯田ケントが実際に担当した研修の現場をもとに、多くのグローバル企業でも共通して起こり得る、外国人社員との “ビジネススキルのギャップ” をどう乗り越えるかについて書いてみたいと思います。

 

  • 「話が飛びすぎて、何を言いたいのか分からない…」
  • 「主観ばかりだな……説明に疲れる…」
  • 「こっちは丁寧に説明したつもりなのに、全然伝わっていなかった…」

 

――これらは、欧州各国に駐在する日本人社員たちが、本社の人事部に実際に寄せた“リアルな声”の一部です。

 

今回ご紹介する研修は、某大手自動車部品メーカーにて実施した、現地スタッフ向けにゼロから設計・開発されたオンライン研修の事例です。

この企業は、イギリス、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダなど欧州各地に拠点を構えており、どの国の現場でも、先ほど述べた“現地採用の外国人スタッフとの会話のかみ合わなさ”という共通の課題に直面していました。

 

原因はさまざまですが、ひとつ確実に言えるのは「論理的思考力の基礎が不十分なまま、日本人社員とのビジネス会話が行われている」こと。

 

その結果、

  • 発言の意図が読みづらい、
  • 話の順序が飛ぶ、
  • 具体と抽象の区別があいまいになる

 

といった“構造のズレ”が頻発し、やり取りに何度も確認が必要になる、つまりコミュニケーションコスが膨れ上がるという状況が起きていたのです。

こうした課題に対して、バイリンガル講師である私が今回、三日間のオンライン研修を設計・実施させていただきました。

 

対象は、現地各国に勤務するマネージャークラスの現地スタッフ。私は日本・東京から、毎日夕方5時〜深夜1時というスケジュールでオンライン登壇し、彼らと直接対話しながら、論理構造の理解と運用に徹底的に取り組みました。

 

この研修は、単にロジカルシンキングの“型”を教えるものではなく、駐在員と現地スタッフの間に起きている構造的な齟齬をリアルに分析し、現場の実務に直結する形で再設計された、実践プログラムです。

 


Step1|論理的思考力の“構造”を理解する

まずは、基本的な論理的思考力のインプットからスタート。 これは、日本の研修で実践している内容をベースに、英語で、かつ外国人にも“本当に伝わる形”に再設計したものです。

特に印象的だったのは、海外の参加者にとってこうした「思考の構造化」が全く新しいコンセプトだったということ。

 

英語を話す=論理的、と誤解されがちですが、実際には主観を強く持ち、論理展開なしに意見を述べるケースも多く、結果的に“納得されない会話”になってしまうことがよくあります。

 

そこで私は、

  • 主観と客観の区別

  • 結論→理由→根拠の順序

  • ピラミッド構造を使った話の整理 など、基本かつ本質的な構造をフレームで伝え、演習を通して体得してもらいました。

 

この段階だけでも、「話が通じやすくなった」「説明がしやすくなった」といった声が研修後、多く上がります。知るか知らないかで大きくパフォーマンスが変わる・・・、それがビジネススキルを学習する魅力です。

 


Step2|課題解決力を“共通言語”で育てる

続いて2日目・3日目は、「課題解決スキル」を体系的に学ぶパートへ。

ここでもキーになるのは、“ロジックの飛躍”を抑えること。 多くの現地スタッフは、問題が起きるとすぐ「HOW=対策」に走る傾向があり、原因を深掘りするプロセスが抜けがちです。

 

そのため、以下のステップをしっかり定着させました:

  1. 問題の正しい把握(What)

  2. 原因の深掘り(Why)

  3. 真因に対する解決策の構築(How)

 

これをフレームと演習を組み合わせて体感してもらうことで、「問題解決の際に使う共通言語」として日本人駐在員との会話にも使えるようになります。

 

結果的に、やり取りのスピードも正確性も向上し、コミュニケーションコストは大幅に軽減。 この企業では、研修後も“実感レベルで変化があった”と評価をいただき、現在も継続的にご依頼をいただいています。

 


まとめ:現地との“構造のズレ”に悩む方へ

海外拠点における「話が通じない」「何度も確認が必要」という問題は、表面的な言語の問題ではなく、思考の構造が共有されていないことが原因です。

 

私たちワンデイジャパンでは、そうした構造ギャップを埋めるための“本質的な研修”を、バイリンガル講師が企画からデリバリーまで一貫して行います。

 

バイリンガル講師が行うことで、実際に日本のビジネスパーソン向けに実施している内容を加味した上で、外国人社員に英語で伝えられるため、ニュアンスの漏れや、ズレがなくなります。

 

同じようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。代表の私が直接対応させていただきます。

 

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  • PREP話法をはじめとしたフレームワークの活用
     
  • ピラミッド構造や論理の流れを意識したチェック

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株式会社ワンデイジャパン 飯田ケント